初めての、車持参のお客様

都内にお住まいだった日本人女性さん、仕事場へ車で行くことも考えて、近くの駐車場を借りることになっていました。それが無事終わって、車の中にはいろいろのものがいっぱい。でも、車ってホントにいいなと思うことがしばしばです。

中でも、この寒い季節、お風呂に入りたいと分かっていた私は、昨年、なんとか、少し広めのシャワールームに浴槽が入らないものかと考えたものですが、やはり、小さすぎては大きな外国人さんには役立たず、かえって邪魔。しかも誰もが浴槽が欲しいとその頃のお客様が言わなかった。

そんなことで、浴槽設置が夢と消え、彼女をぬか喜びさせたのですが、幸い、昨晩も車で銭湯に行って来ますとおっしゃいました。お気の毒と思うけど、さほどきれいでもない階下のお風呂をご提供するにしのびず、送り出しました。

車があるから良かったと思いながらも、ちゃんと行けるかしらんと、夜道を心配する私に、彼女が言いましたわ。「大丈夫ですよ」ってね。そうよね、気が付けば、都内からもお迎え無しでちゃんと来れるもの。ナビがあるからでしたよね。早朝6時過ぎの出勤も寒くはないから良かったかも。

 

写真は真実を語らず::かも

おいでになるお客様達はそれぞれに、おいでになる前に1枚の写真を私に見せてくれます。それ以外のメールなどで、どんな方か判断できないわけではないのですが、駅でのお迎えに写真は欠かせません。

これまでにも、10人中半分ほどは予想外のお顔にびっくり。あるときは、男性だと思ったら、女性だったなんてこともないこともなく、あれ?もっとスリムだと思ったら丸い~^とか、あれ?白人さんかと思ったら、黒人さんだったなんてことも。

で、今回の日本人女性、あまりにも整ったお顔立ちで美しく、いやぁ、私みたいなおばあさん、どうすればいいかしらなんて?ところが、初日から彼女、いろいろ話をしてくれました。それは予想以上にかざりっけのない気さくな方。よかったぁ、お話弾む人が一番です。

今、2階では彼女だけと言うことで、少しさびしくもあるでしょうが、しっかり食材なども用意して、自炊を心がけてるような。それも玄米食らしいし、健康志向もかなり強い。若い人がいるとねぇ、私も自分を守ることができますね、食べ過ぎないように気を付けることでは・・・。

1月末からの10日間、私が一人でやったことは・その1

誰も居なくなって、その後の私、少しはのんびりしたのだけれど、やることは山ほどあった。日ごろ出来ないままのこと、たくさん残したままでした。このシェアハウスのためだけではなく、まずは、パソコンの状ときちんと確認などすることから。

それまで使っていたパソコンの画面が壊れて、ついに又古いビスタに変更。その結果、写真などが一部取り出せないままですが、でも、ちょうど奇しくも依頼があった「糖尿病について」のライティングのためにも、パソコン環境が心配であったから。

その仕事も終わり、副収入もほんのわずか。この仕事は、来客を待つだけの日々はよくないと自ら出来る範囲でいつも仕事を持って居たいからですが、さて、本当にフリーになって次は今度のお客様を迎える準備。次は日本人女性がほぼ2カ月半の逗留です。

いろんなお客様に昨年4月から、それより前のホストファミリー時代も加えれば、すでに30人以上の外国人さんと出会いました。でも、今回の女性は6年間米軍基地内での仕事をしておられます。そんな方との出会いは初めて。準備、いろいろ異なりますが、なんだかとても楽しみであり、楽させてもらえそうな女性です。

いろいろどうも、ありがとうございましたと・・・

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3カ月ほどの逗留のあと、その二人がこの家を同じ日、同じ時間に去りました。別れはいつもいやですが、とくに帰国後、また仕事をしてお金を貯めたら、1年半後ぐらいには日本に来て、さらに日本語を勉強すると言うスイスの青年が言いました。「いろいろ、どうもありがとうございました」と。

この子がねぇ、と私がびっくり。決して十分なことができなかったと思うのですが、と言うのも、糖尿病だからと言って無知な私には、さぞや苦労したことだろうと思うからです。食べた方がいいの?食べない方がいいの?それすら分からない血糖値のこと。

それを一番よくわかるのは、どうしても自分自身となるわけで、私が気を付けたことと言えば、体にちょうどいい時間に食事をしてもらうため、毎日のように、「夕ご飯何時からにしましょうか」って、声を掛けることでした。それはとりもなおさず、自分の血糖値をインスリンの注射などしながら食事時間にいい状態を作ってもらいたかったからでした。

そして、お互い遠慮がなくなってきたころ、焼き肉屋さんで食事が終わった途端におなかにインスリンを打ったり、あるいは、小指の先を見せてくれて、ここで自分の血糖値を調べるんですなんて話もしてくれました。別れの時の言葉、なんでも話を聞いてくれて、ありがとう~^って意味だったかなぁ。もっともっと、糖尿病のこと、わかってあげればよかったなぁ。

自分にとって、転機の時をここで過ごしましたと

1回は間で帰国もしましたが、モンゴルからの日本人男性、かわいい娘さんと奥さまを早く日本に呼びたいと、連日、本当に頑張った。時には、体の調子を壊すほどのストレスにも見舞われたけど、、それらすべてを終えたのです。

日本の企業で働いていた時知り合ったモンゴルの女性、その女性と結婚し、モンゴルに渡って、それなりのいい仕事をしていたのに、やはり現地が不況と鳴って、先行き心配になったこの青年が日本帰国を考えたと言うのです。

事前の調査、決心するための奥さまとの話し合いなど、それは徹底していたこともあり、面接もいくつか受けた後に、まずまず希望の会社に採用となっていた。その時、私が言いましたのは、「自分がしてきたことを活かせる仕事がいいですよ、それがつもっていくのが理想的な人生だと思うから」と。

そんなことにも良く耳を貸してくれましたが、最後、この家を去る時に、彼が言ってくれました。(ここにいた3カ月でいろんな人と出会いました。それが全部自分の言い経験ともなりました。ここにいた3カ月、それは自分にとっても転機のときだったのです」と。そんなこともあってりし、人生を変えようとするお客様が少なくないのが、このシェアハウスの特徴だと言ってもいいと私は思うのでありました。

 

 

日本食には砂糖が多いです?

そんなところに気がつくのは、さすが糖尿病の青年でした。会うそうそうから、自分は糖尿病ですと、自分の状況を説明する姿に心打たれないわけがない。そんなこんなで、まったく知らなかった糖尿病のことを、私も次第に分かってきて・・。

今思えば、もっと早く、もっといろいろ知っていればよかったと残念にも思ったけど、教えられたことが山ほどありました。「糖尿病の原因」から「食べない方がいい食材」、そして、「血糖値をコントロールすることの難しさ」なども。

毎日、朝夕、ほとんど家で食べていた彼ですが、とくに牛肉が好きと言われて、最初は戸惑った私でも、その牛肉、霜降りよりも赤みだけがいいと言われてホッとしたりして。できるだけ、血糖値をあげない食材として、白い食パンや白米、うどんをやめるなどと同時に、野菜を食べろ食べろと毎日、連呼し続けたこともある。ミネラル、ビタミンなどが血糖値をあげない作用があるからでした。

ですが、最後のころ、彼が一言言いました。「日本食には砂糖が多いです」と。あれ?そうなの?ってびっくりしましたが、そう言えば、海外では味付けはハーブなどのスパイスを加える程度だったかも。そして、お醤油がない分、塩分摂りすぎも少ないでしょう。海外の子から教わることは山ほどです。

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写真:ギンナンご飯、豆類はたんぱく質もあるし、ミネラルも豊富。食べさせることができず、残念でした。 

香港からの女性客が続きます

香港から日本までは長くても3時間だったかな、時差がないと言うことでも、ほんとに日本に近い国ですが、そこからはなぜか女性客が多いです。それも短期で。多分ちょっと遊びに行く感覚が台湾と日本の歴史も物語るのでしょうが、昔の日本をよく知る人も多く、日本語話せる方も少なくはない。

でも、若い人、とくに女性ではさほど日本語はお上手ではないのです。それでもやってくるのがうれしいけど、どの子もみんな、かなりの冒険家が多いなぁという気がする。一人は初めての成田空港で夜明かしをし、そこで知り合った女性と来日中に再会の約束をしてたし、ある子はケーキ作りの仕事柄、大きなケーキ屋さんの中で写真撮影しちゃうから、私が慌ててご説明とか。

と同時に、台湾に限らず、どの子も口にするのが「お金がない」、「貧乏です」って宣言する。ただ一人、日本人男性はそれを言っても、どことなく遠慮勝ち、そして、使いすぎたからと余分に光熱費をくれたりするが・・、とくにアジア系の方たちはとてもしっかりしておりまして・・。

人種差別ではないけど、私がいつも感じるのはヨーロッパ系の人は余裕があるし、彼らの毒舌みたいなおしゃべりには嫌味を感じることがないと言うこと。どの国も育つ環境でか歴史のせいか、その差がいつも感じられる。世間知らずの私でしたが、もう、見る目だけはできましたよ。