いろいろどうも、ありがとうございましたと・・・

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3カ月ほどの逗留のあと、その二人がこの家を同じ日、同じ時間に去りました。別れはいつもいやですが、とくに帰国後、また仕事をしてお金を貯めたら、1年半後ぐらいには日本に来て、さらに日本語を勉強すると言うスイスの青年が言いました。「いろいろ、どうもありがとうございました」と。

この子がねぇ、と私がびっくり。決して十分なことができなかったと思うのですが、と言うのも、糖尿病だからと言って無知な私には、さぞや苦労したことだろうと思うからです。食べた方がいいの?食べない方がいいの?それすら分からない血糖値のこと。

それを一番よくわかるのは、どうしても自分自身となるわけで、私が気を付けたことと言えば、体にちょうどいい時間に食事をしてもらうため、毎日のように、「夕ご飯何時からにしましょうか」って、声を掛けることでした。それはとりもなおさず、自分の血糖値をインスリンの注射などしながら食事時間にいい状態を作ってもらいたかったからでした。

そして、お互い遠慮がなくなってきたころ、焼き肉屋さんで食事が終わった途端におなかにインスリンを打ったり、あるいは、小指の先を見せてくれて、ここで自分の血糖値を調べるんですなんて話もしてくれました。別れの時の言葉、なんでも話を聞いてくれて、ありがとう~^って意味だったかなぁ。もっともっと、糖尿病のこと、わかってあげればよかったなぁ。