その後のお客様・スイスからの留学生

スイスから留学生がやってきました。日本語学校に通う21歳ですが、立派な体格と明るい性格に私はまたまた喜びの出会いを。20歳前後といえば、まだまだ青春真っ盛りですが、この子だけではなく誰もが、人それぞれの過去を持つ。それをしっかり乗り越えながら、この国にやってきたこの青年の心のうちを知るには、少しばかりの時間がかかりました。

触れてはいけない部分もあるのか、自分のことはかまわないでいいですといい、何をしても、いつも大丈夫と私に答える日々でした。それが、1週間が過ぎたころから、時折、自分の口からいろいろ話し始めたのでありまして・・・、これができてくれば、もう大丈夫。

試験があります、大きな試験で大変ですとか、宿題が多すぎるけど、子供の時から宿題は嫌いだったとか、今日は疲れましたなどなど、いえるようになったこの子の日本語力はかなり前進したなとうれしくもなる。何でも言いたいことが言えるホストマザーでありたいから。

筋トレに一生懸命で、ジムにも通い始めながら、食べたいものはお肉だけ!?だめでしょ、野菜も食べなさいと、サラダやおひたしは欠かさない日々ですが、なんと、この子は糖尿と付き合う日々となっていたのです。2週間が過ぎ、やっと体の調子も聞けるようになりました。大丈夫ですとの返事。そうね、自分で甘いものは控えてるねと。

こんな大きく、屈強な体だというのに、すごく、繊細で自信を持つのが大変なこの子。試験の前にはとんかつを出し、「これで大丈夫、試験は大丈夫よ」と応援をしていたら、無事に日本語検定1が合格。さぁ、次は2に挑戦ね。人の心のうちを知る努力をするのも、ホストファミリーの勤めです。とてもかわいい21歳の青年です。

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