「ももくろ」さんたちが呼んでくれたお客様

初めてのお客様は、こちらにとってはとてもありがたい日本人の若者でした。予約が入ったとき、二泊三日と聞いて、なぜ、この所沢のシェアハウスに大阪からおいでになるのか、全く検討もつかなかったのですが、外国からのお客様の場合と同じく、約束の時間に地元の駅、所沢へ私はお迎えに。この時のことが思い出されますが、お客様は日本語が話せる日本人だもの、と油断していたのがいけなかった。 

駅の改札口で大勢の乗降客の中からこの男性を見つけるのは大変でした。ましてや、スーツケースのような大きな荷物を持っているはずはなかったのですから。日本人だからこそ、駅での出会いが難しい場合もあることを初めて知った私ですが、携帯電話のおかげで、やっと出会うこともかないました。やれやれ、最初の出会いがうまくできなくては、シェアハウスの大家としては失格かも。 

さて、駅からMaki's Roomまでの道のりは男性の足でほぼ15分。時間や天候や荷物によってタクシーに乗ることもあるけれど、このときは徒歩で。道を歩きながらのおしゃべりが実はとても大事だと考える私です。そして、この場合、お相手の話をしっかり聞く姿勢がないと、お客様は安心しません。でも、私は初めてのお客様とのおしゃべりが楽しく思える性格であるらしい。お客様は実に嬉しそうに次の話を聞かせてくれました。シェアハウス程度の宿泊でちょうどいいことも。 

そうなのです、彼は、大阪から地元西武球場でのイベントに参加したくて所沢に来たのでした。彼曰く、「前には都内に宿泊したのですが、地元であれば、夜中の帰宅が楽になります」と。なんと！この方、「ももくろ」の大ファンで、これで3度目の西武ドームだそうな。「ももくろ」さんたちのおかげで、Maki's Roomのシェアハウスに初めてのお客様が来たのです。地元のイベント、おそるべし効果！

 

お泊まりはNo2の部屋でした。さて、シェア部分を上手に使ってくれるでしょうか？新しいシャワールームも気がかりです。明朝の感想が楽しみなり。