やはり若い人にカルチャーショックは少ないかも

短期の観光客が続く中で、二人は2ヶ月足らずですが、食事を希望される日本っ学校の生徒さんたち。彼らの生活スタンスの違いもあって、実のところ賄いも気遣いも半端ではなかったのが事実です。

というのも、お一人は39歳で、兵役をあと2年足らずとなった今、その後を日本で暮らそうかと希望をもってやってきた男性。しかし、それは気候風土の違いもあって、この男性にはかなりハードな日々でした。食事も熱帯夜も駅からの暑い道のりも、そしてなにより日本語への奮闘ぶりは、彼にはかなりきついことであったのです。

一方、もうひとりは香港から。日本語も上級クラスになり、食事も暑さにもなんの心配もありません。お互いの違いを、例えば、年齢からくる上下関係などにもきちんと配慮できる若者だったので、実際の生活はかなりスムーズに仲良く出来ていたのですが。

人は違う文化圏に入ったとき、それを受け入れる度量をどうして手に入れるのでしょうか。私はそのとき初めて知りましたが、世間をどの程度知っているか、あるいは一人体験をしてきたかなどで、自分と異なることがらを素直に認めることができるのかもと。そして、新たなことを受け止めるには、過去が定まらない若者の方が楽なのだろうとね。