別れの時は、頑張ったねといつも言います

日本語は大変だったが、富士登山を成し遂げた留学生。

日本語を上達するために、多く出会いを徹底した留学生。

大学の宿題を来日中にも一生懸命やっていた留学生。

日本語を教えてもらう代わりにと私にドイツ語を教えてくれた留学生。

あるいは、仕事を持ってきていて、通学しながら家ではいつもネットで仕事をしていた留学生、

などなど、これまでの学生たちはみんないいところを持っていました。

別れの時、私はいつも彼らにそのことを再度感動混じりで伝えます。

今回もこうして、二人の留学生が帰国の途につきました。

 

海外から日本に来る留学生たちには常にそれぞれの目的があります。それを満たせるようにと務めるのがホストマザーの一つの仕事だと私は思うのですが、それが完全に終えられたかどうか、それはご本人しかわからないかもしれない。でも、別れの時にはいつも精一杯の褒め言葉を残したいのです。

それを話題にしたとき、彼らは目を輝かせて、私に言います、あの時の嬉しかった話などを。

海外からのお客様を増やしたい、それが今の政府の一つの経済対策だと言われるようになりました。その一環として私も役に立っているのかどうか。攻めても日本が嫌いにならないようにと、それを心がけるところですが、辛いこともあったはず、悔しいこともあったはずの外国暮らしを終える彼らに、頑張ったねぇと言ってあげるのが,私は一番彼らを喜ばせることだと思っています。