企業訪問したいって?

フランスではいい人と出会って、アルバイトをさせてもらったからと、日本でも企業訪問を一人でやっていた人がおりました。時折、顔を見せるブルガリア青年ですが、あるとき、彼がいいました。

昨日、会社へ行ったら、受付でもだめ、その場にいた警備員さんに追い出されてしまったのですと。あれ?それは失礼な?と一緒に憤慨した私・・、あなたが危険な人ではないことを、私が一緒に行って話してあげると、その数日後、私は彼と一緒に出かけました。

そこは私でも身が引き締まるような丸の内街、大きなビルが自社ビルと言う日本を代表する貿易会社?初めての経験は私の方ですが、そこは年の功さね。堂々と受付へ行き、リクルート関連の電話番号を聞き出しました。直接電話でまずアタックと思って。そしてやっと電話が通じた時のご本人さん、今まで見たこともない笑顔で、わからぬ日本語を噛みしめてた・・。

でも、もちろん、丁重に断られ、私としてはこれが日本と言うものよと、彼を納得させるための訪問だったから、ここまでできたら、もう安心。案の定、この青年は数日後、日本を去る時に言いました。もう一度フランスに行って仕事します。その後、今度は日本語勉強しに来ますと。彼の日本びいきの一つには、講道館があったらしい。一番気に行った場所だったそうな。納得させて帰国させるのも、ホストマザーの仕事のひとつかもね。

 

 

年始とともに別れた客人たち

10月からの2人の青年に加えて、12月11日から1か月のブルガリア青年、そして、12月29日から1月2日までの香港女性、そして、その1月2日から1月14日までのアメリカ青年、合わせて、結局、5名の方が昨年からの年末年始にお出でになった。私にとってもこんなお正月は初めてなり。

どの子にもお正月の予定もあり、さほどおせちのパーティで顔がそろうこともなかったから、ある意味、いつもおせちがテーブルに登場。今年はそんなわけで、早めに予約をしたお節セットは役立たず。それよりもステーキがいいよとか、しゃぶしゃぶもいいよとか? 来年からは、やはり手作りだけにしようとそんな反省もあったっけ。

と言うわけで、一人去り、二人去りと、1月25日にはすべてのお客がここから去りました。それから1ヶ月、どの子も忘れられないけど、とくに思いだす一人がおります。それはね、ブルガリア青年。人参とお豆腐を私に見せて、これで何かを作ってほしいと。あれ?ベジタリアンさん、さすがになにを食べたらいいのかわからないのね。そんなこんなで、人参が入る、そしてお豆腐も使う、そんな料理に頭を痛めた。

結局ですが、追加にいろいろ野菜入れて、炊き込みご飯と揚げだし豆腐と、人参と大根の味噌汁と?すごく、すごく喜んでくれたっけ。つまりこれらはすべて、私のサービス。夕食代700円、いただくことも無しのまま・・ね。但し、味噌汁がごとき、健康食を彼は飲むことができませんでした。ベジタリアンさん、よくぞお元気でお丈夫でと。彼はとてもたくましい青年だったのです。

 

今頃分かった、私のシェアハウスの特徴とは?

今、日本では海外からのお客様がどんどん増えていると聞いてます。それに対して、若い方たちが、ある人は副業として、ある人は奥さまに任せてなどなど、外国からのお客様をお迎えしようと思ってる、そんな方が増えてきたのは確かでしょう。

 

そんな時、決して若くはない私がこのシェアハウスを始めたのは、前にも申し上げたかもしれないけど、年金暮らしだからと言って、つましく暮らしていく自信が自分にはなかったことかもしれません。だって、これまでだってつましかったのだから、最後くらいねぇ、好きなことをやりたいと思って。

シェアハウスで収入が定まるわけではないけれど、でも、少しでも自分の自由になるお小遣いが欲しいですもの。それにね、いつまでも夫が働けるとは限らない。その時には夫にも手伝ってもらえれば、私は更に自由にもなるかもと?但し、今は完全に私の所有物かも?このシェアハウスはね。

そこで話を戻して、我がシェアハウスの特徴ですが、若くはない、お客様には母上以上かもしれない私ですので、あくまでも私はシェアハウスのオーナーよりも、ホストファミリーのマザーですと。幸い、長年続けているホストマザーの経験から若い人の心をつかむの下手ではないかも・・。それは、自由におやり、頼みごとは何でもお言い。ご飯もいつでも作りますよなんて。それが我が家のシェアハウスの特徴かな?いや、出過ぎたりはしませんよ。

 

スーパーホストになってしまった

一番お客様を紹介してくれるところが、私が登録をしている紹介サイトですが、そこでは私の仕事ぶり?受け入れ%、メール返信の速さ、あるいは、ホストとしても信頼性などなどの%を計算されて、11月ごろ、私はスーパーホストになっちゃいました。

どちらかと言えば、こじんまりと多すぎないお客様でなければ、私にできるはずがないと思っていたのに、始めてからこのサイトだけでも10何人のお客様がおいでになってる。と言うのも、私には他にもいろいろやりたいことがあったから。

でも、なんとか最大限がんばってきた甲斐もあったのでしょう。12月初めごろ、都内でスーパーホストご招待のメールをいただきました。めったに都会に出ない私ですが、迷った挙句に参加表明。行ってみれば、平日とも会って、参加者は合計7名。主催者のairbnbからの方を加えて、これまた、こじんまりとお昼のお食事をごちそうになりました。

でね、自己紹介ではもちろん、みなさんに教えてもらいたいことがいっぱいあるからと、無理せぬ自分を伝えたけど、参加してほんとによかったと思ったものです。何よりもね、教えてもらうことも多かったけど、自分のできることは若いみなさんとは違うと言うこと。それが、私のシェアハウスの特徴なのだ時が付いたから。その特徴とは>次回に訊いてくださいね。

お節はお見せするだけだったみたいな・・

お月に我が家にスティされたのは、合計4人。すべて男性ですが、お国も違うことからホスト役は実はすごく忙しかった。しかもね、全員、来日の目的が異なることから、みなさんへの言葉かけもすべて異なる。今日はそんな4人様のご紹介から。

 

一番長い逗留の方は日本人さん、でも、モンゴルの女性の奥さまと子供さんを日本に呼ぶべく、仕事さがしに忙しかった10月から、やっと仕事が決まり、1月半ばからの仕事はじめを前にお住まいを決めねばならなかった。その真っ最中でありました。彼にとってはお正月とは思えない?

そして次もやはり10月からのご滞在。日本語学校に通いながら、今後の自分の生活設計を考える、そんなスイスからの青年です。とても明るく、私達を楽しませてくれますが、彼はとりわけ大変な病を。糖尿病になってます。さぁ、あなたが食べられるお節は?

その次、ブルガリアからの青年。来日の目的は大学を知りたいことだったけど、10日間の滞在中には最後、企業訪問も希望となった。その彼がこれまたベジタリアンさん。ほとんど自炊をしてましたが、お正月はねぇ、一緒に如何と言うことで・・さて、あなたが食べるお節は何?

最後、アメリカンの青年、日本語はままならず、到着の日にリムジンの降りる駅をまちがえて、寒風の夜に2時間も、お迎えの私もだけど、うろうろさがしまわったことから始まり・・。その彼も朝は一緒の食事。でも不思議、すべての料理に興味を示し、すべての物を残してる・・。ああ、食文化、さまざま。お節の写真、撮ったつもりがどこかに消えてる・・。

 

年末年始が「移動の時」?とは知らなかった・・

今年と言うか、昨年末からお正月にこんなにお客様がおいでになったのは、私には初めてのことでした。12月から1月までで、長期の方も合わせて、総勢何名?6名だったかしら?お国は長期の方でモンゴルからの日本人さん、スイスからの日本語学校の留学生、そして、アメリカからと香港から2名とそして、ブルガリやからのお一人。

出たり入ったりと、こんなににぎやかにしてもらうと、私としてはこれが日常になりそうで、居なくなってしまう時がとても寂しい。でも、今でも山ほどの思い出をいただき、再会も無きにしも非ずと思う楽しみがまた一層増えた気がします。誰もが日本滞在がたのしくて、帰りたくないって言ってくれて・・。

最近気が付いたことですが、観光で見える方もいらっしゃいますが、なぜか我が家には、それだけではない人が多い。お一人がおっしゃいましたが、自分にとって、人生の曲がり角だった気がする時をここで過ごすことができましたと、そんなお客様も多いのです。例えばね、日本帰国を考えた一人の男性、日本で就職先を探し、見事それが決まって、今はもう、しっかりと仕事を始めておられる。春になったら、かわいいお子さんと奥さまをモンゴルから日本に呼ぶのだと聞きました。

あるいはね、自立しようとスイスで兵役についていた青年が糖尿病を患い、新たな人生を日本語学ぶところから始めていました。日本食が好きなわけでもないのに、なぜか日本がいいらしい。応援したいお客様ばかりがいらっしゃいます。彼らの心に寄り添って、目的果たせるようにとお手伝い?わずかなれど、それがたのしい年末年始となりました。次にはね、今年奮発しました我が家のお節料理をご紹介しようかしらね。

 

 

3部屋しかないのに・・

狭いけど,わたしはこの家が好きなのです・・なんて、立派な男性の問い合わせにも答えてしまう私ですが、かくして、たったの3部屋しかないのに、多くの方が問い合わせのメールをくださいます。

その殆どは前にご紹介したAirbnbというシェアハウスなどの紹介サイトを通じて。さすがに世界に広がるサイトですので、お問い合わせは実に多く、朝、目が覚めると、一度に4人様よりメールが来たりして、朝!嫌でも早起きとなるこのごろです。

でも思い変えずと、たったの3部屋だし、お断りよりやはり、契約に至るのはその半分程度。でも、いつもわたしはできるだけ早く、そのお返事を書く事にする、それは意思の疎通が図ることで気持ちが通じる人であって欲しいと願うから。

今の時代、これは日本だけの現象か?正直に自分の思いを伝える人が減っているとそんな批判も耳にしますが、おしゃべりの私としては、黙っていることはストレスなり?なんでも正直に伝えてこその関係でいたいと願うのはたとえ、お客様でも同じです。それがわかってもらえるお客様に出会いたいなと思います。だって、お互い様ですものね。